3行まとめ
- 日経平均株価の終値は69,042円11銭(前日比-993円60銭、-1.42%)、TOPIXは4,091.46(同-62.65ポイント、-1.51%)と、そろって続落しました。日経平均は終値が当日の安値と同じ「安値引け」でした
- 日本の10年国債利回りは3.111%(財務省公表、2026年10月7日時点)と、前営業日からわずかに上昇しました。ドル円は日本経済新聞のマーケットデータで158円台前半(17時30分時点の表示)でした
- 米9月FOMC議事要旨が日本時間8日未明に公表されました。AI分野では、台湾TSMCの7〜9月期売上高が前年同期比で約5割増えたと報じられています
本記事は、当日大引け後に確認できた公開情報をもとに、金融・経済・AIの重要論点を短く整理したものです。
日本株:2日続けて下落、安値で取引を終える
事実:株探(かぶたん)の日足データによると、日経平均株価は始値69,840円64銭、高値69,918円20銭、安値69,042円11銭、終値69,042円11銭(前日比-993円60銭、-1.42%)でした。日本経済新聞のマーケットデータでも、同じ終値と前日比が「大引」として表示されています。TOPIXは始値4,136.62、高値4,136.62、安値4,087.42、終値4,091.46(同-62.65ポイント、-1.51%)です。TOPIXの終値は株探のデータと報道で確認しました。日本経済新聞は、前日の米国株安を受けて売りが先行したこと、世界的な金利上昇への警戒が重しとなったこと、ソフトバンクグループや東京エレクトロンなどAI・半導体関連に利益確定売りが出たことを報じています。また、新しいTOPIXの構成見直しに関連して、三菱商事株に売りが出たとも報じられています。
見方:日経平均は取引開始直後に高値を付けたあと、下げ幅を広げながら引けにかけて安値を付けました。前日(-648円27銭)と合わせた2日間の下げ幅は約1,642円で、6日に回復した7万円台を再び下回りました。今日はTOPIXの下落率(-1.51%)が日経平均(-1.42%)をやや上回り、値がさの半導体株だけでなく幅広い銘柄が売られたことがうかがえます。終値ベースのNT倍率(日経平均÷TOPIX)は約16.87で、前日(約16.86)とほぼ同じ水準です。指数の違いの見方は日経平均だけでは分からない日本株、相場の温度感は相場の体温計で確認してみてください。
金利・為替:10年債利回りは3.11%
事実:財務省公表の国債金利情報によると、日本の10年国債利回りは3.111%です(2026年10月7日時点の公表値で、前営業日の3.103%から上昇)。本日8日分は記事作成時点では公表されていません。ドル円は、日本経済新聞のマーケットデータで、17時30分時点の表示が158円17〜19銭、本日の高値158円27銭、安値157円65銭、前日終値158円10銭でした(確定した終値ではありません)。
見方:10年債利回りは3%台前半でじりじりと上がっており、株式市場では「金利高への警戒」が下落要因の一つとして報じられました。金利が上がると、将来の利益への期待で買われてきた銘柄の評価が見直されやすくなる点は、頭に入れておきたいところです。為替は朝方に157円台まで円高に振れたあと、158円台に戻す動きでした。金融政策の読み方は日銀の利上げが家計・為替・株にどう影響するかとFRBの発表はどこを見るか、為替の急な動きと当局の対応は為替介入の基礎知識が参考になります。
今週の主な予定
- 10月8日(木):日本時間午前3時 米9月FOMC議事要旨公表(FRBのカレンダーで公表済みを確認。内容は本稿では確認できていません)。日本 8月国際収支(本稿執筆時点では結果を確認できていません)
- 10月9日(金):日本 8月家計調査(消費支出)。米国 10月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)
- 10月15日(木):TSMCの7〜9月期決算発表が予定されていると報じられています
- 10月27〜28日:次回FOMC(FRBのカレンダーで確認)
予定は公表スケジュールや報道に基づく整理で、日時は変更される場合があります。物価や金利の見方は消費者物価指数(CPI)の読み方も参考になります。
AIトピック:TSMCの売上高、AI需要で大きく伸びる
事実:台湾の半導体受託生産大手TSMCが10月8日に公表した月次売上高をもとに、7〜9月期の売上高は約1兆4,900億台湾ドルで、前年同期比で約5割増えたと、CNBCや日本経済新聞などが報じています。報道では、AI向け半導体の需要が伸びをけん引しているとされています。
見方:東京市場ではAI・半導体関連株が売られた一方、AI関連の需要そのものは数字の上で強さが続いていることになります。株価の短期的な上げ下げと、企業の業績の流れは、分けて見ることが大切です。なお、上記の数値は報道ベースで、TSMCの公式発表資料は本稿では確認できていません。利益率などを含む決算の詳細は、15日の決算発表で示される予定です。生成AIの広がりを数字で捉える視点は生成AIの統計で読み解くを参考にしてください。
きょうの確認術
毎日の相場確認の順番(金利→為替→日本株→温度感)は、金利・為替・日本株を毎日どう見るかにまとめています。2日続けて下がった日は、下げ幅の大きさだけでなく、「日経平均とTOPIXのどちらが大きく下げたか」「終値が安値に近いか」も見ると、売りが一部の銘柄に偏っていたのか、全体に広がっていたのかを落ち着いて確かめやすくなります。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。掲載の数値は執筆時点で確認したものです。投資判断は、ご自身の状況やリスク許容度を踏まえ、必要に応じて専門家にも相談しながらご自身の責任で行ってください。詳しくは免責事項もご確認ください。