3行まとめ

  • 日経平均は前日比500円77銭高(0.74%高)の67,743円50銭、TOPIXは31.49ポイント高(0.79%高)の4,038.98で取引を終えました(いずれも7月14日の確定終値)
  • 日本銀行が公表した7月14日のドル円は、9時時点が162円41〜43銭、17時時点が162円33〜35銭、日中レンジが162円23〜46銭でした
  • 米6月CPIは7月14日21:30(日本時間、米東部時間8:30)に公表され、前月比0.4%低下、前年比3.5%上昇、食品・エネルギーを除く指数は前月比横ばい、前年比2.6%上昇でした

本記事は、2026年7月14日の日本市場大引け後に確認できた情報を中心に整理し、その後公表された米CPIの結果を追記したものです。

訂正・更新(2026年8月2日):相対表現を具体的な日付へ改め、ドル円を日本銀行の公表値に統一しました。米CPIは当時の事前予想ではなく、その後公表されたBLSの公式値を記載しました。ウォーシュFRB議長の議会証言とEU AI法について直接出典を追加し、出典を確認できない個別銘柄の指数寄与度やAI製品に関する記述を削除しました。

日本株:日経平均とTOPIXは反発

事実:7月14日の東京株式市場で、日経平均株価は67,743円50銭(前日比500円77銭高、0.74%高)で取引を終えました。始値は67,002円94銭、高値は67,800円18銭、安値は66,268円60銭でした。TOPIXの終値は4,038.98(同31.49ポイント高、0.79%高)、始値4,012.78、高値4,047.12、安値3,984.49でした。

見方:7月14日の上昇は前日の下落の一部を戻した動きであり、1日の反発だけで市場の方向が定まったとは判断できません。値動きの背景にある日経平均とTOPIXの違いは日経平均だけでは分からない日本株、変動率の捉え方は相場の体温計を参考にしてください。

金利・為替:ドル円は17時時点で162円33〜35銭

事実:日本の10年国債利回りは2.786%(7月13日時点・財務省公表)でした。日本銀行が公表した7月14日のドル円スポット・レートは、9時時点が162円41〜43銭、17時時点が162円33〜35銭、日中レンジが162円23〜46銭でした。日銀の外国為替市況は市場参加者からの情報を基に作成され、訂正される可能性があります。

見方:為替は物価指標だけでなく、金利差、地政学情勢、市場参加者の持ち高など複数の要因で動きます。特定の経済指標だけから円相場の方向を断定せず、金利と為替を分けて確認することが大切です。確認手順は金利・為替・日本株を毎日どう見るか、為替介入の確認方法は為替介入とは何かを参考にしてください。

7月14日に公表・実施された米国の主な材料

  • 7月14日21:30(日本時間、米東部時間8:30):米労働統計局が6月の消費者物価指数(CPI)を公表しました。CPI-Uは前月比0.4%低下、前年比3.5%上昇。食品・エネルギーを除く指数は前月比横ばい、前年比2.6%上昇でした。CPI-UとCPI-Wは公表時点で確定値、連鎖方式のC-CPI-Uは改定対象です。指標の読み方は米CPIの見方もご確認ください
  • 7月14日23:00(日本時間、米東部時間10:00):米下院金融サービス委員会でウォーシュFRB議長の半期金融政策報告に関する公聴会が開かれました。議長は、6月会合で政策金利の誘導目標を3.50〜3.75%に据え置いたことや、金融政策運営を検討する5つの作業部会について説明しました。FRB資料の確認方法はFRBの発表はどこを見るかを参考にしてください

見方:米CPIは原油などエネルギー価格の影響を受ける総合指数と、食品・エネルギーを除く指数で動きが異なる場合があります。単月の数値だけで金融政策の方向を決めつけず、複数月の推移やFRBの説明とあわせて確認する必要があります。

AIトピック:EU AI法の透明性義務

事実:EU AI法第50条に基づく生成AI関連の透明性義務は、2026年8月2日から適用されています。生成AIシステムの提供者には、音声・画像・動画・文章などの出力を機械可読な形式で識別できるようにすることが求められます。利用者側には、ディープフェイクや公共の関心事を伝える一部のAI生成・加工文章について、人工的に生成・加工されたことを開示する義務があります。欧州委員会は、これらの義務への対応を支援する任意の行動規範も公表しています。

見方:重要なのは、AI生成物を一律に禁止することではなく、生成・加工された情報であることを利用者が判断できる状態にすることです。日本からEU向けに情報やサービスを提供する場合も、対象となる利用方法や例外を公式ガイドラインで確認する必要があります。生成AIの広がりについては公開統計から見る生成AIも参考にしてください。

毎日の確認術

毎日の相場確認の順番(金利→為替→日本株→温度感)は、金利・為替・日本株を毎日どう見るかにまとめています。本ページとあわせてご活用ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。掲載の数値は執筆時点で確認したものです。投資判断は、ご自身の状況やリスク許容度を踏まえ、必要に応じて専門家にも相談しながらご自身の責任で行ってください。詳しくは免責事項もご確認ください。